■木工事(1)


■平成18年8月7日■ 

 杉材の野地板の様子。                 

 

 

 すでに、端部の加工が終わっている、間柱と筋違(すじかい)

筋違の端部は、梁の欠き込みを行い、しっかとはめ込んでから固定する。

しかし、最近は、この端部の加工を行わない施工が多いのです。
その為に、それを補う?金物(プレート)を取り付ける方法が主流になってしまいました・・・。

 筋違を取り付ける部分の加工状況。

最初の刻み段階で、この部分も施工済み・・・。      
現場では、単純な組立だけで済むように段取りは万全・・・。

 筋違の長さ、角度は、その都度違うので、工場で事前に加工する為には、入念な寸法取りが必要です。
 その為に、必要事項を入力すると、所定の長さ等が出力されるコンピュータプログラムを作成し、ポケコンに記憶させ工務店にプレゼントしました。

(こんな簡単なプログラムでも、二次方程式を解かねばならないのですね〜)

 


■平成18年8月10日■ 

 本日の現場は、大きな変化なし・・・・。       

一部に筋違が入っている。              

                 

 

 

 上の写真の拡大。                  

筋違の端部が、きちんと彫り込まれて施工されて居るのが分かる。
まだ、釘打ちは完了していない、仮留めの状態です。    

                

 

 


■平成18年8月18日■ 

 夏休みで、暫く現場が止まってしまったが、昨日より再開。

 現場の責任者(専務)と質疑応答を行う・・・。     

 

 一応、本日の質問事項は無事に解決。          

 

 2階洋間の出窓部分を、ベランダ側から見る・・・・。  

 

 同出窓部分を室内側から見る。            

 

 トラックの荷台のパーツは、ベランダの腰壁。     
毎回そうだが、この工務店は、極力工場内で加工を先行して行い、現場での作業を減らす努力をしている・・・・。

 床張り等の工事に先立ち、水平の基準となる墨(陸墨)を付ける為にレベル測量を行う。 

現場が狭小なので、現場の対岸の道路からレベルを睨む。

 水平の基準となるポイントに墨を打つ(マーキング)。


■平成18年8月21日■ 

ベランダの腰壁や同箇所の庇の形が見えて来ました。   

ベランダの床と、雨水排水のドレーンの様子。      
防水処理は、シート防水二重張りに仕上げとして保護モルタル塗りで行う。

2階洋間から、ベランダ側を見る。           
なんとなく、雰囲気が見えてきた・・・・。       

 

お施主様より、冷たいお飲物の心遣い!         

誠に有り難う御座います。
ところが、本日は、大工さんはお休みでした。       

明日は大安吉日。                   
別現場の上棟予定が入っている為、数日間は、こちらはお休みになってしまいいます。

お心遣いは、私から工務店に申し伝えておきます。

ありがとうございました。

 


■平成18年8月24日■ 

アルミサッシの打ち合わせを、工務店事務所で行う。    

サッシメーカー担当者と寸法等の確認をしました。    
木造住宅用のサッシは、既製品を使うのが普通なので、その中から選択するのは大変です。
既製品では全く対応出来ない部分も有るので、その部分は特注サッシになります。

しかし、限られた実行予算の中での選択肢は限られ、工務店の社長の顔色を見ながら、より良い方向に向くように、ゴマをスリます(^^;)


■平成18年8月29日■ 

本日も大工さんはお休み(-"-;)
もう一件の別現場が落ちつくまで、お休み?         

 

しかし、部分的には、大工さん以外の部分は進行中。    
ベランダ部分の防水は完了している・・・・。       

 


■平成18年8月31日■ 

工務店の工場にて、打ち合わせを行う。         

玄関ドア幅の変更に依って、様々の部分を直さなくてはならない・・・。
(基礎のはつり、柱の移動、壁厚の調整)

寸法に余裕の無い建物の場合、「逃げ」が無いのでこの辺が辛い所だ。

嫌がらずに、受けてくれる工務店に感謝です。

詳細の話になると、原寸で寸法を追う。         
この方法が一番確実だ。                

しかし、ここで、1階居間の畳敷きの部分の勘違いが発覚!
板張りの廊下部分を畳に変更したのだが、構造図が訂正漏れとなっていた。
つまり、構造図では、板張りの床仕上げの下地になったままだった。
当然、現場も板張り仕様で施工予定だったとの事。
早めに確認が出来たので、最小限の手直しで済んだ・・・。

設計・監理者として、ほっとしました。

尚、来週より現場に大工さんが戻ってくる予定との事・・・。     

 


■平成18年9月6日■ 

1階の床下(基礎外周部)の断熱材の状況。        
きちんと断熱材(青色部分)が貼られている。

ここは外部の物置になる部分。             

本当は、外部になるので、断熱の必要は無いのだが、誤って?施工!
まぁ、断熱材が無いより有った方が良い?ので、このままに・・・。

二階根太の施工状況。                  

 

根太は、梁に付けた正確な水平な線(陸墨)に合わせて、彫り込んで入れる。

ここまで微調整を行って床下地を造るのが本当の工事。
最近は、工場で加工された部材を現場でただ単に組み立てる大工さんが多い。
しかし、ここまでこだわって工事を行わないと、完全な水平の床は張ることが出来ない。

アルミサッシが搬入された。               
全て、ガラスが二重になっている(ペアガラス)サッシを使用する。

玄関ドアの全体幅が変更になったので、柱を移動。     
基礎も赤線まで切り詰める。               

 

(緑矢印の部材は、基礎〜2階梁を緊結するネジ)

玄関出窓を施工中・・・。                

 


■工務店工場内での造作工事の事前準備1


■平成18年9月8日■ 

二階浴室前のベランダ床(エキスパンドメタル)を支えるアングルピースの製作中。

ステンレス製のアングルなので、非常に堅い!      

 

切って、穴開けして、この様な形状に・・・・。      

(工務店社長自らの製作です。)                  

 

出窓カウンター部分のパーツ。             

この、上下2枚の部材を直角に合わせて張り合わせる。  
コーナー部分の隙間が開かない様に、裏から5カ所をボルトで締め付ける様に加工されている。

出来てしまえば、見えなくなってしまうが、
この様な造りが、経年変化に追従できる秘密だ・・・・。

ブラインドボックスのパーツ。            

造作材は、基本的に全て、無垢のタモ材。         
今時、無垢の材料で造る建物は、少ないのだ。      
(ちなみに、床のフローリングは、無垢板の桜材)


■平成18年9月8日■ 

現場では、あっと言う間に階段が完成!        
これも、工場で造っているので、現場に取り付ければ、即完成となる。

2階洋間のロフト部分の工事・・・。           

             

 

ロフト部分の幕板と手摺(木目が美しい)        

               

 

和室、鴨居上の引きネジ。               
開口部両側の柱を鴨居側に引き寄せ、仕上がり後の隙間の発生を防ぐ。

これも、見えなくなる部分の工事。
しかし、ちゃんとやります。

本日の外観!                     

かなり、凸凹な感じ?                

             

 


■工務店工場内での造作工事の事前準備2


■平成18年9月12日■ 

造作部材(部分的に完成済み)も大分出来てきました・・・。

 

枠材の加工・・・。                  
(桜とタモ)

出窓カウンターも完成。                 

あとは、現場に取り付ければOK!            

 

設備機器(inax)と最終調整。              

 


■平成18年9月12日■ 

本日の外観・・・。                   

 

ロフト、出来ました。                  

 

二階浴室前のベランダ床(エキスパンドメタル)を支えるアングルピースの施工状況・・・。

 


■平成18年9月19日■ 

2階洋間のベランダへ続くドアと出窓。
ドアの幅は、建物幅に合わせて特注ドアに無事交換できました。                 

 

 

軒裏のボードの加工・・・・。             

 

こんな感じで軒裏を張ります。             

 

 

 階段下は駐車場の天井部分となる。           
当初は、階段の斜めの部材の形が、そのまま天井に出てくる予定でしたが、上手い具合に出る部分が小さくて済みました。
 ただ、小さく出ているのは、どうも格好が良くない・・・。
中途半端な感じになってします。(指で示している部分)

そこで、この部分を切り落として、天井に飛び出さない様に施工を指示。
 私の所見では、支障ない割合が95%。
残りの5%は、ちょっと不安。

工務店の責任者に、残りの5%部分の不安を確認する。
で、OK!となる。

 


■平成18年9月21日■ 

本日の外観・・・・・。               

台風に備えて、外回りを急いでふさぐ・・・。


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