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■着工


■平成16年2月7日■ 

 今回の敷地(約150)坪全景
前面道路は、南側の好立地。

難点は、地盤面が道路より最大60cm低こと。
故に、盛土を行い、地盤を上げる事にする。

 お施主様、記念撮影。
後ろ側では、盛土に先立ち、土留め工事中!


■平成16年2月25日■ 

 土留め完成。
引き続き、「土」の搬入。
他の現場から、無料で頂きました。


■平成16年5月9日■ 

 盛土も、大分落ちつき、草も生えて来ました。
地鎮祭です。工事の安全、無事に竣工をお祈り致しました。

神主さん曰く、今回は、巫女さん2人付きの出血大サービスだそうです。
うん、私も、巫女さん付きの地鎮祭に出たのは、初めてです(^^)


■平成16年5月18日■ 

 地縄(建物位置を地面に表示)、やり方(基礎工事の基準になる指標を造る事)を行う。
いよいよ、工事が始まった!って感じです。


■平成16年5月26日■ 


 今回の建物は、屋根で収熱した太陽熱を床下の蓄熱コンクリートに送り込み、床暖房を行う計画。
べた基礎で、この蓄熱を行う。
夏期には、太陽熱でお湯を沸かします。夜間は、外気を床下に送り込み、室内を冷却するシステムです。

 写真は、コンクリートの下地部分の施工中。


■平成16年6月2日■ 

 下地調整後、スタイロフォーム(50mm厚)、ポリエチレンフィルムを敷込み、鉄筋を配筋する。

おぉ〜!
ところが、あれ?
スタイロフォームの敷き方が、違う。
外周のみに敷いてある。

即、手直しを指示。
スタイロフォーム(50mm)は、床全面に敷きます。
それから、コンクリート打設後、コンクリート表面にスタイロフォーム(25mm)を建物外周に沿って、90cm幅で張り付けます。

この、25mmのスタイロフォームと間違えてしまったのです。

(説明)
スタイロフォーム:堅いスポンジ状の断熱材のこと。

 鉄筋を一部バラシ、スタイロフォームを差し込む。
一部、鉄筋を切った部分は、重ね継手で補強を指示。
無事に所定の蓄熱基礎となりそう・・・です。

 奥で作業をするのは、水道屋さん。
コンクリート打設に先駆けて、給排水の配管を行っている所です。
これ、やって置かないと、あとで、エライ事になっちゃうんですよね。


■平成16年6月3日■ 

 蓄熱兼基礎スラブのコンクリート打、完了。


■平成16年6月5日■ 

 次は、基礎の立ち上がり部分のコンクリート打ち。
仮枠を搬入して、準備です・・・。


■平成16年6月6日■ 

 仮枠完了。
あとは、コンクリート打設を待つばかり・・・
雨が降りそうなので、ビニールを掛けて養生しています。

 で、そしたら、案の定・・・雨!
なをかつ、接近してみると・・・。
あれ?
枠内にスタイロフォームが無いぞ??
基礎外周の室内側にスタイロフォーム(50mm厚)を、ぐる〜っと、コンクリートに打ち込んじゃう予定だったんですがねぇ。

ま、後日、張り付ける事も可能なので、現場状況を建設会社に連絡をしておく事に・・・。


■平成16年6月8日■ 

 コンクリート打、完了。
アンカーボルト、ホールダウン金物も、基礎から立ち上げています。

 基礎天端(てんば)は、精密に水平に施工します。
その為に、新たに水平を計り直します。
きちんと平ら(水平)にならないと、土台を敷いた時、基礎との間に隙間が出来てしまいます。
床に、暖めた空気を送り込むので、床下は、完全気密構造にする必要が有るのです。

逆に、土台と基礎の間にパッキンを入れて、床下の換気を行う工法も有ります。
最近、このパッキン工法が多くなっていますが、パッキンの上に、建物が建つので、私的には???と思います。
その理由は、
1・基礎と土台の摩擦力が激減してしまう。
(地震エネルギーがアンカーボルトに直接作用してしまう)
2・長期間、パッキンに建物全重量が掛かる訳だが、耐久性に問題ないのか?

などなど・・・。

 天端の微調整(水平)に使う、モルタル。
最近は、天端ならし専用のモルタルが有るんですねぇ〜。

また、基礎と土台の気密性を高める為に、シール材を敷き込みますが、これは土台を敷く時に施工します。


■平成16年6月9日■ 

 基礎天端の均しモルタル、流し込み完了。

 再び、ビニールを敷いて、雨を避ける。
仮枠をバラせば、概ね基礎は完成!

 上棟は、6月末の予定。


■平成16年6月19日■ 

 本日、私は休日ですが、ワンコを連れて、自慢のマウンテンバイクで現場に来ました・・・。

 仮枠も外れ、基礎は、ほぼ完成しました。
今日は、玄関の土間打ち、南側に設置するウッドデッキのコンクリート打ちを行う予定。
 基礎から、ひときわ長く突き出た棒状のものは、ホールダウン金物(ボルト)です。

まぁ、これ、私的には好きでは無いのですが、建築基準法で定められたので、しかた無いなぁ。
(ホールダウン金物(ボルト)は、土台からの固定でもOKですが、今回は、基礎に埋め込んで、土台への負担を無くしています。)

 あとは、今月24日の上棟を待ちます・・・・。



■平成16年6月23日■ 

 いよいよ明日に控えた上棟にそなえ、事前に土台を敷きました。
 土台は、ヒバの4寸角(12cm)。
贅沢を言えばキリがない・・・まぁ、こんなところで。

 基礎と土台の間に敷いたのは、土間リスト。
ゴムのチューブが2本ビニールに張り付いています。
これで、基礎と土台の微少な隙間を埋めて気密します。

 先行足場!
昔は、上棟後に足場を掛けたけど、今は建てる前なんですよね。
 労働安全の為ですねぇ。
足場作業も資格が要るし、上棟時の作業にも、安全主任が必要なんですねぇ。

何でも資格の時代なので、益々専門、分業化が進んじゃってます。
足場は、足場の専門業者!
昔は、基礎、建て前、足場は鳶の仕事だったのにね・・・。

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