高島野十郎展
2006/6/24
photo:Ringo-ya
5階建ての商業ビルの天辺に、ギャラリーは有りました。
撮影して、注意される事が度々有るので、係員の了解を得て撮りました。
もちろん、会場の中は撮影禁止! なので、購入した図録で、ちょっとだけご紹介。
(著作権上問題が有れば、すぐ削除します)
洋画家と言う事なのですが、私には、日本画のように感じます。
このお花の絵の立体感は(全ての絵も)、印刷ではとても表現出来ないですね〜。
一瞬、押し花がキャンバスに貼り付けてあるのか?と思った程リアルだ。
向井潤吉にも感動したけれど、野十郎は、また違った良さだ。心に迫ってくる緊張感がある。
写真の様に写実的で緻密。しかし、写真では絶対撮る事が出来ない、不思議な空間が有る。
リアルだけど、リアルで無い。やっぱり、作者の感じる心の中が描かれているのかもしれない・・・。
奥ちゃま、感動の一つ・・・・・。
先の桃の表面の描写、この柿の存在感、生け花の花瓶の表面に質感・・等など。
観る側も、覚悟して、その緊張感と戦わねばならない!
私達の青春時代が有った三鷹・・その駅前中心通りは、道幅こそ変わらないが、建物はまるで変わってしまった。
建物が変わっても、良く見ると、当時の一部のお店は健在だ。
この喫茶店リスボンもその一つ。当時は、間口1間半位の小さな喫茶店だった。
32年振りに店内に入る。現在は、ビルの地階に引越してしまった。
ここに引越して、20年になると、マスターが説明してくれた・・・・。
(店内撮影は、マスターの了承済み。こんなお店を撮っても・・と謙遜してましたが、立派ですよ!)
ちなみに、カウンターに座っているのは、ラーメン江口の店主
江口も昔からリスボンの隣りに有って、現在も地下でお隣同士なのです。
宮谷一彦の漫画にも登場している、喫茶店リスボン。
当時は、こんな感じ

写真右側の「珈琲」の看板が見える。
良くみると、江口も写っているハズ。
漫画家・宮谷一彦と三鷹の事は、ここからどうぞ!
(山下君、無断リンクゴメンね〜)
店内は、当時の面影は残って居ないけど、やっぱり、リスボンと言ったら、ホットドッグかな!?
学生時代は、学校の帰りに、ちょっと寄って、ホットドッグを食べて、一服したもんだ。
このホットドッグだけは、当時と変わっていない感じがする。赤い色をしたウインナーソーセージがレトロ!
ホットドック2本で、¥300円だ。(値段も当時と余り変わっていない気がする)
(野十郎の絵と戦って、お腹が空いたので、半分食べてしまってから、写真を撮るのを思い出した)
リスボンで頂いた、マッチです。
表と裏の図柄をご紹介いたします。なぜか、ほっとするデザイン!
青春時代の、三鷹へのお出かけの最後は、やっぱり野十郎のこの絵かな・・・・・。
写実を超えて、超現実がそこに有るかのようだ・・・・。
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