Prologue

最近G3の話題がさっぱり無い。また、いつもの様に、話だけで終わってしまうのだろうか
どうも、Macintoshの話題は、尻切れトンボ状態になる事が多いなあ!
待ちに待ったOS、CoplandやOpen Doc...皆、消滅だ!ラプソディーなんか、本当に出るのかヨ! 
(1998/4/27)

*    *    *    *

おお!やったあ〜
ついに出るぞ、PowerMac 6100,7100,8100(初代Power Macintosh)のG3カードがいよいよ店頭に並び始まる!
このG3カードを装着すると、CPUの処理能力が8倍になっちゃうんだ!
8倍ですよ!!

一気に最新型マシンだ(^_^)

しかし、我が6100用は一ヵ月位遅れるそうだ、不安がのこるな〜?

いっその事、PowerBook G3 Seriesでも買ちゃおうかな〜(でも、お金ないし〜)
292MHzで動作するPowerPC G3が搭載されて、ベンチマークテストは、
Pentium II 300MHzを搭載するデスクトップ型パーソナルコンピュータと比較すると
実に2.3倍という、圧倒的なパフォーマンスだ!!早いっ! (1998/5/11)

*    *    *    *

 なんだよ〜!なかなか出ないなあ〜! 

でも、今日、某通販へ発注メールを入れた。未だ、発売されて居ない品物を売って居るんです。(7月頃には、出る様だ)

しかし、今、代金を振り込んでも、品物が手元に届くのは、8月頃になるそうだ。
正式な発注の為には、代金を振り込まないと駄目だそうだ。 そんな先の事なのに、なんで?!

 現在、注文が殺到している為、商品の発送は、振り込み順になるそうだ。さらに、6月26日迄に振り込まないと、円安で、値段も上がるそうだ。なんだよ〜!!! そんな先まで、通販会社が存続している保証だって無いし、なんで、お金払わないと、正式な受注をしてくれないの?  金額の期限も切られちゃうし!!

どうしよう〜??  (1998/6/22)

はいっ!キャンセルしました!!!!(1998/6/23)

*    *    *    *

Americaで見つけましたよ!

 やっぱりInternetは便利じゃのう〜
しかも、値段も国内で買うより、約7,000円安い。送料や、日本に入った時に生ずる消費税等も、入れてもだ!
どこで見つけたか?  .......秘密です。あとは、到着を待つのみ。
カード決裁で、しかも発送前は落とさないSystemの通販です。
日本の様に、カードの場合は5%増の代金などとセコイ事言いません!

Internet万歳!! (1998/7/1)


 

 

●1998-8/3 ついに、来ました。アメリカから、G3カードが、到着

 

Maxpower G3 210Mhz 750 512cache です。
代金は$487.95
送料  $20.5
国内に入った時点で発生する消費税¥2,000です。やっぱり、消費税が安い!何故だろう

注文先はCyberian Outppost(www.outpost.com)です。

早速、箱を開けて中身をチェック

(1).MAXpower G3 PDS card
(2).GURU&performance check アプリケーション&extention
(3).おまけCD(Spell Tools)
(4).体とパソコンをアースで結んで、静電気からG3 cardを保護するケーブル(?)
(5).取説(当然、英語版)
(6).注意書き
(7).USER登録葉書
(8).カタログ
(9).箱
(10).G3cardが入って居た袋

●G3 card の裏側(?)

●G3 card の表側(?)

最初は、MAXpower G3 PDS用のソフトをパソコンにインストールする事から始めます。

(1) MAXpower G3 PDS v1.02 Installerを起動します。
(2) LibMoto Installを起動します。

あっと言う間に終了です。
Macintoshをシャットダウンし、電源を切ります。

まず、パソコン(PowerMac6100/66AV)の上蓋を開けます。
だいたい、Macintoshはネジ類の使用が少ないので、分解も簡単です。

写真左上のAVユニットを外します。コネクタ類の付いている裏側のネジを手で回して、二本はずします。(ドライバー不要)

あとは、ユニットを上に引っぱれば、簡単に外れます。

外した、AVユニットを、裏から見ると、こうなってます。

赤線部分のコネクタ基板から、AVボードを外します。金属フレームからネジを2本外し、コネクタ基板も外します。この基板はもう、必要有りません。

この基板の代わりにG3カードを付けるのです。

 

この様な状態でG3カードを取り付けます。(左写真)
先ほどのコネクタ基板を外す時と、全く逆の手順です。

AVボードをG3カード上のスロット(コネクタ)に差します。(右写真)
これで、G3カードユニットは、完成です。

●パソコン本体の準備

 

先ほど外した、AVユニットのちょうど下には、Boot ROMとL2 cacheの二枚の基板が有ります。二枚共、外します。
ちょっと固いですが、そのまま、真直ぐ上に引っぱります。(メモリSIMの様に爪は有りません)

L2 cacheの有った場所に、Boot ROMを差し込みます。なんと、この、Boot ROMはNEC製だった!
L2 cacheは、必要有りません。大事に保管するか、6100愛好家に譲る事!!

G3ボードユニットをパソコン本体に戻します。

最初に、AVユニットを外した時の逆の手順ですね!.....これで、蓋を戻し、完成です。
さあ、電源を入れましょう!ドキドキする一瞬です。
無事に起動するか、今までの環境で、動作するのか、etc................(^.^;;;

●あっけない程簡単に終了、成功です!

 

パソコンの起動時間は、早くなっていないみたいだ!
むしろ、逆にG3 extentionの読み込みの為か、少し遅くなった様な気がする。早速、同梱のソフトで、CPUの動作状況をチェック!

う〜む、完璧な出来だ〜

ついでにMacOS標準添付のApple System Profilerでチェック!

あぁ〜なんだこりゃ!!

何故かPowerPC-740になってるぅ????

まあ〜いっかぁ〜!
取り敢えず、以前と同様の環境で支障なく動作している。
アプリケーションをテストする。

3Dモデルのレイトレーシング(レンダリング)は体感的に10倍位早い。簡単なモデルでも、20分程度かかったものが、本当に1〜2分で完了してしまう。(涙)
Photo SHOPのエフェクトも瞬間で終了してしまう物もある

MacOS8も軽くなった。まるで別のマシンのようだ!Word,Excelの起動の早い事!
文句なし!!

Netscape Navigaterのスクロール、表示が早いっ!!!

ただし、ハードディスクの読み込み速度は変わらない。
頻繁にアクセスする様なアプリの場合は、それ程早くはならない。

それでも、ビデオキャプチャーをして見ると、直接HDに書き込みした場合でも、従来の2倍のフレーム数を取り込む事が出来た。感動!!!!   (^_^)

●その後.....1998-10/16

ビデオキャプチャーのスピードは、その後、再測定しました。実は、前回は、設定を間違えて、上限を16コマ/秒に固定して居たのです。今回は、上限を無くし、キャプチャーしました(size240x180)。その結果、26コマ/秒(fps)(160x120で30fpsフルモーション!!)を取り込みました。つまり、ノーマル時の、約3.25倍の処理能力と成った訳です。
しかし、使用のソフトは、68xxx系のFusionRecorder 1.1で行った為、本来のCPUパワーが発揮出来て居ません。Power PCネイティブのアプリで有れば、30コマ/秒を超える可能性も有ると思います。(^.^)

 

●その後のその後..(12/2)

G3 cardの発熱は結構大きい。手を触れて居られない位熱くなる。そのG3 cardの真上に、覆いかぶさる様にAVカードが装着されているのだから、その熱をまともに受けてしまう。
AVカードがこの熱に耐えられるのだろうか。

その為なのだろうか.......

最近、ビデオ信号にノイズが入り、画面がゴミだらけになってしまう症状が出てきた。何回かコネクタ部分を清掃、調整したが、改善されない。現在、この問題の解決方法は、マシンを「バシッ!バシッ!」と何回か叩く事しかない...進歩的に解決するには、マシンのケースに穴を開けファンを取り付けするか、ベルチェ素子で冷却しなければ。

これでマシンの寿命が5年位、伸びると思ったG3改造だったが、意外な部分でひっかかり、風前のトモシビ状態だ。

●その後のその後その後... 1998-12/7

ついに、その時が来てしまったのか。
画面のノイズが止まらなくなった。
パソコンの蓋をあけて、AVカードを軽く押すと、直るが、すぐ駄目になる。熱で、接点が酸化皮膜に被われてしまうのか?なにしろ、目玉焼きが出来そうな位熱くなる。
そして、何度か基板を抜き刺しし、接点の清掃後、電源をオン。...........6100/66AVは起動しない!
通常は、電源オンに続き、起動音が鳴り、ハードの自己チェックをするMacなのだが、その起動音すらしない。壊れてしまったのだ。致命的な問題が生じている。
二日間に渡り、ロジックボード等と、にらめっこをしたが、原因不明。コネクタ類のチェック、内部バッテリーの交換、周辺機器を全てはずして、本体を初期状態に戻してもダメだった。お手上げだ。
これでは、ホームページの画像も暫く更新出来ない。現在、この文章はiMacで作成しているが、iMacでは、スキャナ等、従来から使用している機器が接続出来ないのだ。

まさか、このG3記録の結末が、こんな形で終了するとは、夢にも思わなかった。

故障の原因は、熱か、静電気等による、部品の破損か、ショート等か、解らない。しかし、少なくとも熱の為にビデオカードに支障をきたしていた事は事実だ。

改造から、わずか4ヵ月で、6100/66AVは寿命となってしまった。余りにも短い期間だった。

「第一世代PowerMacをG3化する」はこれで終了とする。 この続きは、ここからどうぞ。

[レイアウト改良1999-4/4]



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