日本の航空技術100年展
ゼロ戦展示
2013/5/22

photo: Ringo-ya
航空発祥記念館は、所沢市役所の隣接、広い公園の一角にありました。
市役所には、仕事で時々来ていましたが、ここは知りませんでした。
今日は晴れていて、とっても気持ち良い!
さぁ、入ってみよう!
エントランスホールの天井には、ライト兄弟の飛行機のレプリカ!?
会場は、一般展示の奥の方らしい。まぁ、焦らず、ゆっくり順番に見て行こう!
ノースアメリカンT-6G練習機。
ん?これって、昔の映画、パールハーバーに零戦の塗装をして、それらしく飛んでいた飛行機かな?
古い飛行機が、一杯・・・。
ミュンヘンのドイツ博物館を思い出すなぁ。
シコルスキーH-19 ヘリコプター。
私が子供の頃、これニュース映像とかで良く見たヘリだな・・・。
バートル V-44 輸送用ヘリコプター。
ん!これも、子供の頃の記憶のヘリコプターだな・・・
バートル V-44 内部・・・。
この辺は、現代のヘリコプターと似た様なカンジだな。
体験搭乗した、CH-4Jと似ています。
バートル V-44 コックピット・・・
随分、シンプルな計器類???
さて、零戦展示コーナーへ・・・
おぉぉ〜、いきなり視界に飛び込んで来た・・・
良く見ると、結構、機体表面が凸凹してるな・・・。
エンジンカウルが、ちょっと浮いてるカンジなんですが、これで正常な位置なのかな??
胴体の星マーク(撃墜マーク)・・・。
中島製5357号・・・ん!
・・・
もっと近寄りたいけど、冊が有って入れない・・・。
エンジン下には、オイル受け?のトレイが・・・。
ん〜、この栄21型エンジン、オイル漏れしてる様です。
まぁ、年数を考えれば、仕方ない。
あ?主脚のカバー、これ、ヘンだな?
良く見ると、隙間から、青、黄、赤色のストライプが見える・・・。
カバーにカバーが付けて有るんですね。このカバーは外して欲しいなぁ。
タイムスリップしたかの様な、栄21型エンジン・・・。
空冷複列星型14気筒1,100馬力!
感動的です。
エンジンカウル詳細・・・可変ピッチのプロペラ・・・。
脚部詳細・・・。
この零戦は、1957年、スクラップになる運命だったのですが、POFが入手し、復元作業が行われたそうです。
復元作業には、零戦の設計者の掘越二郎氏も協力しています。
主翼エルロンの駆動メカニズム・・・。
ん〜、こんなん、なってるんだぁ・・・。
真後ろから・・・。
尾翼のエレベーターには、更に小さなエレベーター?が付いてるんですね?
つまり、エレベーターが2重になってる、って事。
これで、更に、急上昇が出来たって訳なのかな???知らなかった!
垂直尾翼の「61-120」は、機体番号(製造番号ではない)
二重になってる、エレベータ(昇降舵)
あぁぁ〜、もっと内部を見たい!!!
これが、限界です。画像処理して、むりやり内部の様子を抽出・・・。
コックピット正面、両サイドの機銃端部が見える。
別途展示されていた、零戦の照準器・・・。
45°傾いたハーフミラー越しに、ターゲットマークが空中に浮かび上がり、視界を妨げる事なく見る事が出来る。
ターゲットマークは、真下からハーフミラーに投影して、正面の実像と合成して見る仕組み。
スバラシイ!
これ以前の照準器は、ライフル銃に付ける望遠鏡型の照準器と同じ構造だったので、
操縦しながら、覗き込む必要があった・・・。
座席が少し見える・・・もっと、見たい! (ToT)
零戦の周りに展示されていた図面・・・。
数十枚の展示があったけど、表面に光沢のあるカバーが付いているので、写真では良く見えない。
どうせ、コピーなんだから、カバーなくても良いと思うのですが・・・。
これは、エンジンを機体に固定する架台部分の図面。画像処理して、無理矢抽出!
(偏光フィルター持って来れば良かったな・・・)
図面は、小物部品系の物が多く、零戦のプロポーションを示す図面は無い。
・・・と言う訳で、零戦見学を終了・・・
別コーナーで見つけた、飛燕の図面・・・。
(本物かな?????)
零戦のオリジナル図面は、無いんですよね〜。
故に、マニアには、正確なプロポーションの想像が絶えないんです。
これも別コーナーに有った、航空写真儀・・・。
日本光学製(現Nikon)です。
レンズは、Nikkor F=4.5
昔のNikonは、軍需産業メーカーだったんですよね。
・・・てな訳で、見学終了!
今回も、最後まで見てくれて、ありがとう!
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